日本と世界での左利き右利きの割合は?

あなたの身の回りに左利きの人はいらっしゃいますか?

ひょっとすると、あなた自身が左利きかもしれません。

ただし、やはり右利きの人の方が圧倒的に多いというのは明らかなような気がします。

今回は、日本の左利きの人の割合や、アメリカなど日本以外の国の左利きの人の割合を見ていきたいと思います。

日本での左利き右利きの割合はどれくらい?

まずは、日本の左利きの人の割合を確認してみましょう。

日本人の左利きの人の割合は約11%と言われています。

また、世界全体では左利きの人の割合は約10%と言われていますので、日本の方が世界よりもやや高い割合で左利きの人がいるということになりますね。

ちなみに、太平洋戦争より前の日本人の左利きの割合は、約6.5%だったと言われています。

これは、以前は、左利きで生まれた人が右利きに矯正されることが多かったことが原因だとされています。

「他の人と違う」ということを避ける傾向が高かったということや、日本語の文字は右手で書く方が書きやすいということなどから、右手に矯正するというケースが多かったようです。

また、お箸を持つ手は右手の方が都合がいいということなど、文化的な背景があったようです。

時代が進むにつれて、左利きであってもそれほど不便がないということや個性を無理やり矯正することの方が問題であるということなどから、左利きのままで過ごすという人が増えていったということのようです。

さらに、ちなみに、男女の割合を比べてみると、男性の左利きは3.6%、女性の左利きは2.7%ということで、少し男性の方が多いという結果になっています。

アメリカの左利き右利きの割合はどれくらい?

では、アメリカでは、左利きの人の割合はどれくらいなのでしょうか?

アメリカの左利きの人の割合は約1.8%と言われています。

日本の約11%、世界の約10%と比べるとかなり低い割合であるといえますね。

ただし、両手利きの人の割合は約28%にものぼると言われています。

これは、左利きの人を右利きに矯正するという考え方ではなく、左利きの人も右手を使えるようにするという考え方に従ったためであるようです。

さすがは自由の国・アメリカですね。

個性を殺すのではなく、利便性を伸ばすという発想が根付いているようです。

また、子どもを無理に右利きに矯正することは、脳にあまりよくない影響を与えるのではと思われていることも理由の一つになっています。

確かに、利き手でない方で無理に過ごすというのは、大きなストレスになりそうですね。

ちなみに、両手利きのことを「クロスドミナンス」と呼びます。

アメリカでは、このクロスドミナンスが主流の考え方になっています。

日本より左利きの割合が多い国ってある?

では、日本、アメリカ以外の国についても見ていきましょう。

まずは、ヨーロッパの国・イタリアです。

イタリアの左利きの人の割合は約5.8%と言われています。

アメリカほどではありませんが、日本・世界の平均と比べるとやはり低い割合といえますね。

また、アメリカと同じく、両利きの人は約30%とかなり高い割合となっています。

イタリアに両手利きの人が多い背景には、宗教的な理由があるようです。

というのも、実はカトリックでは左利きは避けるべきであるという考え方があるのです。

そのため、右利き、あるいは両手利きにトレーニングするということが多いようです。

では、アジアの地域について見ていきましょう。

まずは、日本の文化と近いといわれる、台湾です。

台湾の左利きの人の割合は約3%であると言われています。

これは、かつての日本のように、左利きを右利きに矯正するという文化がいまも根強いためではないかと言われています。

次に、中国の香港です。

香港の左利きの人の割合は約9.7%であると言われています。

これは、日本や世界の割合に近い数値ですね。

無理やり右利きに矯正するという意識が、今の日本と同じくそれほど強くないということのようです。

日本でも、左利きの人が無理に右利きに矯正しなくてもわくなった背景には、個性・多様性の尊重の他に、左利き用の文房具や調理器具が豊富に出回ったことがあるようてです。

日本人の工夫の力は世界的に見て高いものがあります。

工夫された道具がどんどん生まれているので、左利きの人もかつてほど不便ではなくなったということが、左利きの人の割合が高いという遠因になっているのではと思います。

また、なぜ左利きになるのかということについては専門家の間でも、これといった答えが出ているわけではなりません。

一説には、親の利き手が影響しているともいわれています。

両親が左利きだとその子どもは、25%の可能性で左利きになると言われています。

両親が右利きの場合は10%ですから、この説は説得力がありそうですね。

さらに、母親のおなかの中にいたときの姿勢によるとか、分泌されるホルモンが影響するなどの説もあります。

左利きになる原因がはっきりしないので、国によって左利きの人の割合が違うというのも、今後の研究によってもっとはっきりしてくるかもしれません。

まとめ

今回は、国別の左利きの人の割合を見てきました。

日本・世界の左利きの人の割合はアメリカ・イギリスの割合よりも高いということがわかりました。

また、日本ではかつてほど左利きを右利きに矯正するということは減ったようです。

欧米では無理に矯正するというよりも、両手利きにするという方針をとっていることが多いです。

左利きになる原因ははっきりしないものの、利き手がどちらであっても生活しやすい社会を目指すというのが、これからの考え方の主流になるでしょう。

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