左利きは「脳」の使い方が違うらしい・・・?右脳にヒントが!

左利きの人と、右利きの人とでは、脳の構造や働きに違いがあるのでしょうか?

一般的に、左利きの人は「天才型」「芸術家タイプ」などといわれますが、いったいそれはなぜなのでしょうか?

今回は、左利きの人と右利きの人の脳の使い方の違いに迫ってみたいと思います。

左利きの人は脳の使い方が違う?

人間の体は基本的に左右対称になっています。

目や耳、手足など外から見ただけでは左右で違いはありませんね。

脳にも、右脳と左脳が存在し、見た目は左右対称であるように見えます。

ところが、人間の脳は右脳と左脳で役割分担をしています。

たとえば、同じ「感情」を取り扱うにしても、左脳は自分の感情や意思を作り出すという働きをしているのに対して、右脳は自分以外の人の感情を読み取るという働きをしています。

また、「視覚」を取り扱う場合は、左脳は文字や文章を読み取るという働きをしていて、左脳は絵や写真、映像を読み取るという働きをしています。

おおざっぱに言うと、左脳は主に言語情報の処理に関わる働きをしていて、右脳は主に非言語(画像や空間)情報の処理に関わる働きをしているといえます。

また、左脳は右半身の動きをコントロールしていて、左脳は左半身の動きをコントロールしています。

ですので、左利きの人は右脳優位で、右利きの人は左脳優位であるといえるわけです。

逆に、左手をよく使うと右脳が鍛えられ、右手をよく使うと左脳が鍛えられるとされています。

脳の使い方が違うとどうなるの?

左利きは「脳」の使い方が違うらしい・・・?右脳にヒントが!

左利きの人は右脳が優位に働くため、言葉を使って考えをまとめるのに時間がかかるという傾向があります。

右利きの人が常に言語処理に長けている左脳を使って情報を処理しているのに対して、非言語の処理に長けている右脳を使って情報を処理している左利きの人は、言葉を使って人に何かを伝えるということに関しては、少し遠回りをしているということになるわけですね。

また、左利きの人は自分の気持ちを言葉ではなく、イメージで捉えるという癖があるので、周りの人からは「ちょっと変わった人」と見られることもあります。

これが、左利きの人が「天才型」「芸術家タイプ」と呼ばれる理由の一つとなっているようです。

人間のコミュニケーションの主な方法は、やはり言葉ですので、左利きの人の中には、他の人とコミュニケーションをとるときに、「自分はうまく会話できない…」とコンプレックスを持ってしまう人もいるようです。

脳の働きに違いはある?

しかし、もちろん、右脳優位という左利きの脳にもいいところはたくさんあります。

一般に、左利きの人は、右脳と左脳の情報のやりとりが右利きの人よりも活発であるといわれてます。

右脳と左脳の間には、それぞれをつなぐための神経線維の束があります。

これを「脳梁」といいます。

左利きの人は、右利きの人と比べてこの脳梁がよく発達していて、右脳と左脳の両方を使っている割合が右利きの人よりも高いというのです。

左利きの人は利き手である左手をよく使っていて右脳を発達させている一方で、日常の生活で生活するのに欠かすことができない左脳(言語情報を多く扱う脳)もよく使っているためこのようなことが起こるのです。

左利きの人にしてみると、両方の脳をフルで使っているということになるわけですね。

脳の構造に違いは出る?

実際に、左利きの人と右利きの人の脳のMRI画像を比べてみると、脳の使われている部分は左利きの人の方が多いという結果が出ています。

基本的に脳は「めんどくさがり屋」だとよく言われます。

人間の脳は、使わなくてよいのであれば、できるだけ使わないようにしようとする癖があるというのです。

左利きの人の脳は、できれば右脳だけで過ごしたいと思っているのですが、言語中心の人間社会ではそうもいっていられないので、脳梁を発達させ、両方の脳をフルに使ってなんとか生きて行こうとしているということのようですね。

これだけ聞くと、「左利きの人は大変」と思ってしまいますが、脳は使えば使うほど鍛えられていきます。

右利きの人も意識的に左手を使うことで、左利きの人と同じように両方の脳を活発に働かせることができます。

脳のために、「両脳使い」を目指してみてもいいかもしれません。

脳の発達に違いはでる?

左利きは「脳」の使い方が違うらしい・・・?右脳にヒントが!

人間の脳は、日常のワンパターンな動作であれば、いちいち考えなくても自然に行うことができます。

たとえば、「歩く」ということはいちいち考えなくてもほぼ無意識でできるでしょう。

このとき、脳はあまり活発には働いていません。

ところが、左利きの人は、社会の多くのことが右利き用に作られているために、右利きの人であればあまり深く考えなくてもいい動作であっても、いちいち考えなくてはならないシーンがあります。

たとえば、駅の改札はだいたい右手の方にICセンサーや切符の入れ口があります。

左利きの人は駅の改札を通るたびに、利き手ではない方の手でカードや切符を用意する必要があります。

実は、このことが結果的に脳を育てることになるのです。

つまり、「めんどくさい」ことが脳の発達を促しているということなのですね。

このようなわけで、左利きの人と右利きの人とでは脳の発達に違いがあり、左利きの人の方がより脳梁が発達するという結果になるのです。

まとめ

今回は、左利きの人の脳と右利きの人の脳のつくりの違いや発達の違いについて見てきました。

左利きの人は自然と脳が鍛えられているということのようですね。

右利きの人も、脳の発達のことを考えるとわざとめんどくさいことをやってみるのがいいかもしれません。

また、少しわずらわしいことやめんどくさいことをやっているときは、脳が鍛えられていると考えるといいかもしれませんね。

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