左利きのテーブルマナーってどうする?ナイフとフォークを逆にもつ?

左利きの人を強く意識するシーンとして、食事のシーンが挙げられるのではないでしょうか。

食事のしつけとして、「お茶碗は左手、お箸は右手」と教えられることが多いですが、左利きの人はそれが逆になってしまいます。

今回は、和食・洋食・中華と食事のシーンによって、左利きの人にはどんなテーブルマナーがあるのかということを深堀りしていきたいと思います。

左利きの人のテーブルマナーは同じ?違う?

左利きの人の割合は日本人で約11%と言われています。

ですので、テーブルマナーの本などで扱われる食器や食べ方については自然と右利きの人用になっていることが多いです。

かつては、食事のシーンで人と違うのはあまり良くないということから、左利きの人が右利きに矯正されるということもありました。

ただ、最近は、「左利きだからといって行儀が悪いというのはおかしい」いう考え方が定着し、そのことで右利きに無理矢理矯正されるということは少なくなりました。

特にテーブルマナーが気にされるような格式の高い料亭や茶道のシーンにおいても、左利きであることがマナー違反とされることはありません。

では、実際の食事のシーンでは、左利きの人はどのようなことに注意すればよいでしょうか。

和食の左利きのテーブルマナー

和食での配膳は、やはり、右利きの人を想定して行われます。

お膳に向かって左側にご飯が入ったお茶碗が置かれ、右側に汁物のお椀が置かれます。

そして、奥側にメインとなるお肉や魚を使った料理の皿が置かれます。

また、副菜がある場合は。メインの料理の左右に置かれるというのが一般的です。

左利きの人が左手でお箸を持ち、右手でご飯の入ったお茶碗を持つのはマナー違反ではありません。

お箸を持つときは、まず右手で持ち、それから左手に持ち直すようにすると美しい所作になります。

ただし、配膳そのものはそのままにしていただくようにします。

左右を逆にした配膳はお供えのときの配膳となりますので、マナー違反となりますので注意しましょう。

盛り付けそのものも、やはり右利きの人に合わせたものになっています。

例えば、お刺身の盛り付けは、左上から右下に流れるような形で盛り付けられるのが一般的です。

また、焼き魚も頭を左にして置くのが一般的です。

左利きの人にしてみると、やや食べにくいと感じるかもしれませんが、そこは合わせていただくようにしましょう。

洋食の左利きのテーブルマナー

左利きのテーブルマナーってどうする?ナイフとフォークを逆にもつ?

右手にナイフ、左手にフォークを持っていただくのがマナーとされています。

ただし、「ナイフを持つのは、力の入りやすい利き手」という原則がありますので、左利きの人が左手でナイフを持つというのは、マナー違反にはあたりません。

それよりも、無駄に音を立ててしまうことの方がマナー違反とされますので、持ちやすい方の手でナイフを持つというのは理にかなっているといえるでしょう。

フレンチのコース料理などでは、やはり右利きの人を想定して、右にナイフ、左にフォークという配膳になっています。

これを自分で勝手に入れ替えるのはマナー違反だとされています。

レストランを予約する際に、予め左利きであることを告げておくか、お店の人に言って左右を逆に配膳してもらうようにするのがスマートです。

和食に比べると洋食の方がより、右利きであることが重要視され、シーンによっては左利きで食事をすることがマナー違反といわれることもあるようです。

ですので、厳格なマナーが要求されるときには、少し不便ですが、無理矢理右手でナイフを持って食べるという方もいるようです。

中華の左利きのテーブルマナー

和食と同じく、右手にお箸を持って、左手でレンゲを持つというのが一般的なマナーとなっています。

中華の場合は、器を手で持ち上げるということがマナー違反とされています。

そのため、一度レンゲに入れて汁気を切り、お箸で口に運ぶという食べ方をします。

また、スープを飲む場合は、お箸を一度置いて、右手でレンゲを持ちかえるというのがマナーとなっています。

ただし、中華のテーブルマナーは他の料理と比べて、あまり厳格ではありません。

みんなが楽しく食事するという方が重視されますので、今説明した食べ方をそのまま左右入れかえたとしても、マナー違反とはならないようです。

ただし、和食のときと同じで、配膳そのものは動かさないようにしましょう。

その他食事で左利きの人が気を付けるテーブルマナーはある?

食事の際には、これまで説明したとおりのことを注意するようにします。

また、気をつけたいその他のマナーとしては、握手があります。

基本的に、握手は右手どうしで行います。

左手の握手には、敵対心や別離、侮辱といった意味を含むので注意が必要です。

ですので、握手は自分と相手の利き手に関わらず、右手を差し出すようにしましょう。

また、ヒンドゥー教では左手は不浄な手とされています。

左手で相手に触れたり、食事をするときに左手を使うのは大きなマナー違反になりますので、注意が必要です。

まとめ

さて、今回は、左利きの人が注意すべき食事の際のマナーについて見てきました。

基本的には左手を使って食事をしても大丈夫。

事前に伝えられる場合は伝えたほうがいい、ただし、配膳を勝手に移動するのはダメ。

というのが、共通したマナーのようです。

もし、言えるようであれば、食事の前に、自分は左利きなのですと宣言してしまうのもいいかもしれません。

食事は楽しい雰囲気で行うのが大原則です。

自分もまわりの人も気持ちよく食事ができるように工夫したいものですね。

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